「毎日潜る」という事。その1

ベンガルフエダイの群れ

ベンガルフエダイの群れ

よくお客さんにこんな事を言われる。
「原崎さんはワイド(大物・群れもの)よりも、マクロ(小さい生き物)の方が好きなんですよね?」

また、同じようにこれもよく言われる。
「屋久島はマクロがメインの島なんですよね?」

「えっ??なぜですか??」と聞くと、「だって、いつもFacebookやブログに載っている原崎さんの写真はマクロばかりじゃないですか~!」と返される。。。(笑)

いや!ちょっと待ってくれ。。。!(^^;;
僕は自然や生物、そして水中写真は好きだけど、特にマクロだワイドだと切り分けて考えているつもりはまったくなくて、そもそもレンズの選択は自分の趣向ではなく、その時々の自然の状況や動きに合わせて臨機応変に切り替えている。
なぜなら毎日、海に潜っているからだ。
さらには、どちらか選べと言われればむしろワイド的な写真の方が好きだとさえ思っているのだけど。。。

ツムブリの群れ

ツムブリの群れ

なのに、そういうマクロ写真を好んでいるというイメージを持ってしまうのは、多分「毎日、海に潜っている」という絶対に加味すべき条件設定が抜け落ちている事にあると思う。
毎日、海に潜るという感覚は、実際にやってみないと理解するのがなかなか難しい。
僕は現地ガイドなので、朝起きたら歯を磨くのと同じ感覚で毎日海へ行く。
しかも毎回、同じ海に、そして何年も。

毎日同じ海を何年も潜り続ける事を前提にした場合、ワイド一辺倒ではきっと続かない。
これはやってみると分かる事なんだけど、大物・群れなどワイド的なものにしか興味がないと、何年もの間、同じ海で毎日潜り続けるのはかなり厳しいと思う。

泳ぎ去るアオウミガメ

泳ぎ去るアオウミガメ

実際、僕と同じように毎日のように同じ海を潜り続けている各地のガイドさんや、趣味として毎週のようにホームグラウンドの海を潜っている一般のダイバー、つまり海が三度の飯よりも大好きなダイバーのほとんど(ほぼすべて?)は、間違いなく主にマクロレンズをカメラに着けて潜ることの方が多いのではないだろうか?
それは決してマクロ好きだからというわけではなく、マクロだワイドだと特に切り分けることなく、その時々の自然の状況や動きに合わせてマクロとワイドを臨機応変に切り替えているのではないだろうか?
そうなると、おのずとマクロの割合が多くなってしまうのは当然の話。

なぜなら、頻繁に潜ることで、より深く海を知ろうと思うと、ワイド的な目線や興味だけでは続かない。
少なくとも「四季を通して毎日」、「同じ海に」、「何年も」潜り続けるためには、興味の対象が幅広くないとまず無理なのだ。
海や生物が大好きで、そして毎日、または頻繁に潜るためのマクロレンズだとも言える。

ワイドだけだと、そこまで好奇心は続かない。
海は常に変化しており、毎日ワイドに適したクリアーで明るい海や回遊魚が渦巻く状態が続くわけではないからだ。
仮に1年中、そのような状態が続く海だとしても、やはり毎日潜っていればワイド目線だけだときっと飽きがくる。。。

実際、主にワイドレンズだけをカメラに着けて、「四季を通して毎日」、「同じ海に」、「何年も」潜っているガイドさんやダイバーを僕は知らない。
多分、いないと思うけど。。。(笑)

アザハタとキンメモドキ

アザハタとキンメモドキ

ある冬季の1か月間に撮った写真の中から、僕のワイドとマクロの写真の割合を調べてみた。
ワイド8日間、マクロ20日間。

「ほ~らね。。。やっぱり、あなたマクロ好きですよね?」

これだけ見ると、そんなことを言われそうだけどちょっと待ってくれ。。。!(笑)

日頃から「大物・群れは好きだけど、小さな生き物にはまったく興味はありません!」と豪語するワイド志向のガイドさんの場合、間違いなくゲストのいない冬季は僕のように毎日のように海に入る事はほぼないと思うんだけど、日数にしたらどれくらい海に入っているのだろうか?

まったく海には入っていない可能性もあるけど(笑)、週一で潜ったとして4日間くらい?(^^;;
これを元にして同じように、ワイド志向のガイドさんにおけるワイドとマクロの写真の割合をチェックしてみる。
ワイド4日間、マクロ0日間。

ほ~らね。。。僕の方がワイドの日数は多い!(*^▽^*)
僕の方がワイド好きですわ!(笑)

仮に週2日、海に入ったとしても、ワイド8日間、マクロ0日間で、ようやく”ワイド好き度”は僕とイーブンだね!(^^)

そう、僕のワイド写真を撮る日数やワイド志向のダイビングを行っている日数は決して少なくはないのだ。(笑)

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