クラカケトラギス(Parapercis sexfasciata (Temminck & Schlegel,
1843))には色彩に2型があることが知られていたのだが、高知県で採取された2型の標本を元に分子系統解析を行ったところ遺伝的には種レベルの分化が認められたため、昨年、一方が新種記載された。
Parapercis lutevittata Liao, Cheng & Shao, 2011
ところがまだ和名がなかったのだが、鹿児島県志布志沖で採取された5個体を元に最近、新標準和名が提唱されたようだ。
アマノガワクラカケトラギス ( 新称 )
Parapercis lutevittata Liao, Cheng & Shao, 2011
アマノガワクラカケトラギスは
・胸鰭基底に沿って小黒色点が並ぶ(クラカケは胸鰭基底付近に大きな黒色斑をもつ)
・背鰭始部から胸鰭基部まで伸びる1黒色横帯と体側のV字型黒色斑との間に小黒色点が散在(クラカケは小黒色点がない)
・背鰭の鰭膜基部の黒色斑がない(クラカケは黒色斑がある)
何だかよく分からないけど(笑)、写真の標本写真で確認してください。。。
記載論文は以下の通りです。。。
鹿児島県志布志沖から得られたアマノガワクラカケトラギス(新称) Parapercis lutevittata(ワニギス亜目:トラギス科)の記録
何か気合の入っていないメチャ淡々とした情報提供でしょ?(^^;
なぜかって??
だって屋久島ではクラカケトラギス自体を見たことがないんだもん!!!(笑)
温帯域のダイバーの皆さん、クラカケトラギスを要チェックです。(#^.^#)