ダイバーからサンゴ守れ…沖縄・慶良間で「半減」規制 : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

昨日の朝、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
慶良間諸島の座間味と渡嘉敷で来年4月以降、ダイバーの立ち入り制限が実施されるそうな。(-_-;)
これは昨年施行されたエコツーリズム推進法に基づく全国初の規制となるようで、現状の半数を基準に立ち入り制限が行われるそうだ。
これはダイビング・ガイドで生計を立てる僕にとっても他人事とは思えない出来事で、かなり衝撃を受けた。
ダイビングの許可はダイビングガイドなど事業者に出され、村長が各店のダイバーの人数枠を割り当て、違反者には何と30万円以下の罰金が科されるそうな。。。
これって事業者間で不平不満が生まれたりしないのだろうか?
それにしても驚いたのが、慶良間を潜るダイバーの数だ。
現状の半数を基準に立ち入り制限が行われた場合、例えば9月には1日上限が渡嘉敷村は550人、座間味村は700人に限定される、つまり現状はそれぞれ1日1,100人、1,400人のダイバーが潜っているって事???
そりゃ~環境も悪くなるわ。。。(-_-;)
ちなみに屋久島では1年のうちで最もダイバーの多い日(GWのある1日)でも全ダイバーの数は100人以下。
通常は1日十数人ぐらいだろう。
ダイバーによるオーバーユースが原因になるような環境破壊は当然進んでいない。(一部の人が弱っているサンゴを見てオーバーユースだぁ~と叫んでいるけど、それは無い。。。(笑))
ただ、あまりにも少ないポイント数であるが故に、特定のポイントにダイバーが集まる傾向は出始めた。
慶良間の二の舞とならないように、今から少しづつポイントを散らす努力をする必要はあるかもしれない。
これまでポイント調査&開発は単に未知なるフィールドへの興味で進めていたけど、これからはポイントを分散させるための目的(つまり環境保全目的)で積極的にやる必要があるだろう。
お店独自の「オリジナル・ポイント!」などと粋がらずに、全事業者が情報交換しつつ、ポイント開拓をしていくようにしたほうがいい。
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夕方、このニュースを聞きつけた常連ゲストから電話があった。
どうも、そのゲストが見たTVのニュースでは、次は屋久島、小笠原と順次、立ち入り制限が実施されていく予定だと言っていたらしい。。。
それで心配して電話をくれたのだが、これは多分、屋久島の山が対象の話だと思う。
確かに、現在屋久島ではエコツーリズム推進法に基づいて、縄文杉ルートなどに2011年度から初めての入山制限をかける方向で話が進んでいるとも聞く。
多分、これの事だろう。。。
1日のダイバーの数が通常は、十数名から数十名程度の屋久島の海に立ち入り制限が実施されちゃったら、僕らどうやって生きていけばいいん?(笑)
「観光資源の保護と観光振興との両立」目指すエコツーリズム推進法が、現状無視の悪法にもなりかねない!!w( ̄▽ ̄;)w!
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しかし、このニュースのタイトルが気に入らない。
「ダイバーからサンゴ守れ…」だぁ~?(笑)
ダイバーはすっかり悪者なのだった。。。
海の中をしっかり見て観察している記者が書いている文章なのだったら、何も言えないが、きっと現状はよく知らないけど、机の上で感情論だけでタイトルを考えたんだろうな。。。
全部が全部とは言わないが、環境保護運動の多くはろくにフィールドに出ていない、現場や自然を知らない輩が机の上で、感情論だけで吠えているパターンは結構多い。
そこにさらに特効薬とばかりに立ち入り制限を設けると、まったく環境の変化を見たり、観察することができなくなる。
つまり、頻繁な定点観測やモニタリングが難しくなってくる。
こうなると仮に環境破壊の原因が他にあった場合、制限をかけたあとは、変わらず弱っていく環境の変化に今までよりも気づき辛くなる。
何でもかんでも、安易に立ち入り禁止区域を設けたり、立ち入り制限をかけることで、それだけで安心してしまうような方法には何か疑問を感じる。
極論を言えば、ダイバーが環境を壊しているのであれば、一切ダイバーの受け入れを止めてしまうのがいい。
それができないのだったら、それを半数に減らしたところで何が変わるのだろうか?
結局、これは「意識」の問題だと思う。
極端な例だと分かった上で言わせてもらうと、意識の低い5人に立ち入り許可を与えるよりも、元々いた10人の意識を高める方が環境には優しいと思うのだけど。。。
ダイバー1人1人の意識改革やガイド側が啓蒙活動に力を入れない限り、現状は変わらない。

◆エコツーリズム推進法=過剰利用地域の立ち入りを制限して観光資源の保護を図ることで、ブランド力を高め、観光振興との両立を目指す。環境保護意識の高まりを受け、議員立法で成立。罰則もついた。

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4件のコメント

  1. お客さんが減ってしまうのはともかくとして、僕自身がその海に自由に入れなくなるのは、ほんと困っちゃうんですけど。。。( ̄へ ̄|||) ウーム

  2.  しげるさんの事に関して、周囲が’海を大事にする姿勢’がよく分かっているでしょうから、むしろ保全のために潜って欲しいと言われますよ。

  3. 大切な遊び場を守り、いつまでも多様性に満ちたフィールドに保ち続けるために、今まで以上にガンガン潜り込まねば。。。!(笑)

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