日時:2011年7月14日(木)17:00-18:00
場所:琉球大学瀬底研究施設講義室
講演者(敬称略):服田昌之(お茶の水女子大学)
タイトル:「ミドリイシの初期発生から骨格形成までを観る」
要旨:ミドリイシサンゴは、卵割からプラヌラへの初期発生、プラヌラからポリプへの変態、石灰化、群体形成、いずれも独特な形態形成過程を見せてくれる。今回のセミナーでは、これらの形態形成過程を初めて捉えた動画を基盤として紹介しつつ、ポリプの基本構造や、初期ポリプにおける石灰化の過程など、あいまいなままにされてきた理解を考え直したい。生き物は3次元の空間構造をもって時間とともに変化する存在である。例えば石灰化でも、化学反応だけを考えていては、現実の生き物の中で本当に起こっている事象を捉えられない。生物学の原点に立ち戻り実直に観ることが大切であることを、実例をもって示したい。
過去の発表の要旨は、下記からご覧になれます。
http://sites.google.com/site/sesokocoralreefstudies/sesoko_seminar
瀬底研究施設へのアクセスは、こちらからご覧になれます。
http://www.tbc.u-ryukyu.ac.jp/sesoko/home.html#access
事前の参加申し込みは不要です。平日及び遠方での開催で恐縮ではございますが、多くの方々のご参加をお待ちしております。
琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設 井口亮